野菜なり果物を加熱するとビタミンが消滅するといいますが、何度くらいからビタミンが消滅してしまうのですか?
ビタミンの種類によっても違うと思いますが・・・
さとみち栄養士のQ&Aに下記の通り記載されてましたよ。
加熱による損失は野菜の種類、栄養素などによって違います。
温め直し、保存時間にも影響されますが、調理方法によって大きく差が出ます。
大量調理などで野菜を湯がくのと、家庭で2束程度湯がくのでは家庭のほうが損失が少ないと言われています。また家庭でも電子レンジを使うのか、お湯を使うのかで損失はかなり変わってきます。
そして、湯がいた後の処理の方法(そのまま湯を切るのか、流水なのか、水を貯めて冷やすのか)でも損失の差はかなりありますし、保存方法も、冷凍するのか、冷蔵するのが、常温に放置しておくのかでも変わります。
ビタミンA・Dなどの脂溶性ビタミンは調理による損失は少ないですが、光や酸素に弱いので、調理方法(茹でるのか?炒めるのか?など)、調理時間によって損失率が変わってきます。
ビタミンB群はは水溶性ビタミンです。水分へ栄養素が溶出していきます。たとえば、B1に関しては洗米するだけで50~80%流出します。またアルカリ性に弱い一方、加熱による損失は少ないです。B2は特に紫外線により損失が多くなります。
ビタミンCも水溶性ビタミンですので水分へ栄養素が溶出してしまします。また、空気中の酸素によって酸化しやすく、アルカリ性にも加熱にも弱いビタミンです。ゆでる、煮るなどで50~70%、焼く、蒸すなどでは 10~30%損失します。食材を丸ごと調理したり、油を使う調理では損失が少ないです。また、芋類のビタミンCは熱に強いです。
必要としているビタミンによって調理、保存の仕方が変わってくるとは思いますが、一般的に冷暗所(冷蔵庫で良いと思います)に密閉して保存しておくことで損失をふせげるかなっと思います。
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