柿にはどんな栄養素が含まれていますか?
ビタミンCの豊富さでは、レモンやキウイフルーツを上回るという調査結果もあるようですよ。
果物の中ではかなり上位です。
βカロチンは、柿の実の色を決定づけているぐらいなので、たくさん含まれています。
タンニンも多いですね。
渋の原因になっています。
もちろん、甘いので、果糖もあります。
カロリーもそれなりにあるので、食べ過ぎると太ります。
こんな資料がありました。
ここではレモンよりビタミンCは少ないようです。
http://vitamine.jp/bita/bitac01.html
ビタミンAも含まれているようですが、植物性食材としてはある方ですが、動物性食材に比べるとかなり少ないです。
ペクチンもありますが、リンゴの方が多いでしょう。
ペクチン質を利用して柿ムースが作れるでしょうか?
追記
ビタミンAとカロチンは仲間で、栄養としての効果は、βカロチンはビタミンAの約1/3と言われています。
最近はドイツ語式のカロチンではなくて、カロテンと呼ばれることが多いですね。
柿の栄養価も上記のように高いですが、柿の葉も栄養価が高いですね。
握り寿司を柿の葉でくるんだ柿の葉寿司も有名ですね。
柿にはビタミンAやビタミンC、カリウムなどの栄養が多く含まれている他、柿の渋み成分である「タンニン」も含まれています。
特にビタミンCは、柿100g(中型の柿1/2個)あたり、70mgも含まれています。ビタミンCの1日の推奨量が100mgなので、普通の柿を1個食べるだけで、1日分のビタミンCが補給できるのです。
このビタミンCには、次のように様々な効能があります。
・コラーゲンの合成を助け、肌や骨を丈夫にする
・メラニン色素を減らし、肌のシミやくすみを改善する
・免疫力を高め、風邪やガンを予防する
・ストレスに対抗するホルモンを作る
・活性酸素を抑える抗酸化作用
ビタミンAは、皮膚や粘膜を正常に保ち、外部からの細菌やウィルスの侵入を防ぎ、病気への抵抗力を高めたり、ガン予防の効能があります。
また、眼の網膜にある光を感じる「ロドプシン」という物質の材料になり、暗い所で眼が見えにくくなる、夜盲症(とりめ)を防ぐ効能もあります。
柿にはビタミン以外にも、カリウムも多く含まれていますが、それとは反対に塩分(ナトリウム)が少ないので、血圧の高い人にはおすすめのフルーツです。
カリウムは、体内の余分な塩分を排出し、高血圧を改善します。
その他、柿の渋みの原因であるタンニンは、アルコールを肝臓で分解するときにできる「アセトアルデヒト」という有害物質を、無害にする働きがあります。(アセトアルデヒドが、体内に多く残ってしまうと、二日酔いや悪酔いの原因になります。)
注意点としては柿を食べ過ぎると、お腹を冷やし消化を悪くすることがあります。柿が完熟すると、ビタミンCが半分ほどに減り、皮をむいて干柿にすると、それ以上に減少するので、ビタミンCの摂取は、あまり期待できません。またタンニンは、胃や腸の粘膜を収縮させるので、食べ過ぎると便秘の原因になることがあります。
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