ネコに必要の無い栄養素を、ざっと並べて教えてほしいです。
ねこに食べさせてはダメな食べ物ではなくて、必要の無い栄養素なのでよろしくお願いします。
まず第一に、猫は肉食動物なので、小動物を丸ごと食べるのが最も自然な食生活です。すなわち、穀類も野菜も殆ど必要ありません。
ということは、人間が穀類や野菜を食べる意味を考えてみるとわかりやすいかもしれません。
まず真っ先に猫にとって必要がない栄養素として挙げられるのは、穀類の主成分の炭水化物です。
雑食動物や草食動物は、炭水化物をグルコース源(エネルギー)として摂取しますが、肉食動物はアミノ酸から効率よくグルコースを作ることができます。
ここに、炭水化物で余分なグルコースを摂取すると、肥満や糖尿病の原因になります。
もう一つ、必要ないのは、ビタミンCです。
ビタミンCは通常野菜(特に生野菜)に豊富に含まれるものですが、肉食動物は自分の体の中で必要量のビタミンCを効率よく作り出すことができますので、野菜を食べてビタミンCを摂取する必要はありません。
あと、ベータカロチンも、猫に与えることは無意味です。
草食動物や雑食動物はベータカロチンを摂取すると体内でビタミンAに変換しますが、猫の場合ベータカロチンをビタミンAに変換することができません。ビタミンAは食事から直接摂取しなければならないのです。因みにビタミンAが豊富な食材は、レバーや卵黄などです。
人間にとって重要視されている食物繊維も、実は猫にはあまり必要ありません。
特に成長期の猫や痩せ気味の猫には、栄養吸収の妨げになってしまい、よくありません。
要するに、肉を内臓も骨も含めてそのまま与えるのが猫にとって最も理想的な食事であり、それ以外は必要ないのです。
人間にとっては野菜たっぷりで低カロリーの食事がヘルシーですが、この常識は猫には通用しないと考えましょう。
こちらに「必要な栄養素」があります。
http://www.necozanmai.com/nekoiku/eiyoso.html
「不必要な栄養素」は、それ以外かと。
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